2010年10月13日水曜日

那須野菜訪問記 by yoyo.

10月13日(水)~17日(日) 原宿VACANTで行われるSIFプレ・イベントにて、那須野菜をつかったプレートランチをお出しするyoyo.です。普段からVACANTにて、水〜日、日替わりメニューの野菜のご飯をつくっています(動物性のものがなくても、めっちゃ野菜の滋味とボリュームたっぷり、おいしいよ!ぜひおためしあれ)。

自分たちの血や肉となるたべものをどんな人がつくっていて、どこからきているのかを知ることって、大切だと思っています。

9月の終わり。武蔵小山で週末だけのジャークチキンのお店「AMA-ALAB(アマラブ)」を仲間たちと営む浦中徹くんに運転手兼、需要なサポーターをお願いし、もう肌寒く小雨振る中、西那須野駅から車で20分くらいのところにあるアジア学院を訪ねました。

アジア学院とは、ひとつの「村」のようなNPO法人の学校です。アジアを中心にアフリカや欧米などいろいろな国からやってきた生徒たちが、その「村」での共同生活、有機的な農業や畜産を実践することを通して習得した技術や知識をじぶんの国に持ち帰り、人々に自立したくらしを促したりしています。

我々を迎えてくれたのはモリテツさんこと森てつやさんです。アジア学院では一年間のボランティアスタッフとして就労中。若干24歳。「こんど那須に野菜を探しにいく」とまさにアマラブで話していたこところ、福島出身の橋本くんという方からご紹介をうけました。私が高円寺で週に一回やっていた”VEGEしょくどう”にも何度かきてくれたことがあったとか。モリテツさんは突然の我々の訪問にも嫌な顔ひとつせず、作業中の手をとめ、院内をいろいろと案内してくれました。


そんな、モリテツさん


木を燻して木酢液をつくっている


木工から溶接、なんでもできる作業場


豚さん


自然な畑


わたし(以下Y)「どうしていまここでボランティアスタッフをしているのですか。」
モリテツさん(以下M)「大学にいって、就職活動をしていたまっただなかに一冊の本に出会って(“ヘレナ ノーバーグ・ホッジ著”ラダック懐かしい未来“)その本を読んだ次の日にリクルートスーツを投げ捨て、農業をやることを決心して。大学を出て、一年間は埼玉の有機農家で滞在研修をして、いま、二年目はここに来ることをきめました。」
Y「ここでのくらしはどうですか」
M「たのしいですよー、いろんな国の院生たちが当番制でつくってるめしがうまい!」
Y「モリテツさん、ここで一年のボラスタを終えたあとはどうするのですか」
M「ブックカフェとかインフォショップといわれるようなお店をやりたいと思って、いま仲間と話しているところです。」

「村」=エコヴィレッジというのかな。ここにきて、数年前に訪れた南インドのオーロヴィル(規模は違えども)という別の村のことを思い出しました。オーロヴィルにとってのオーロビンドという思想家がそうであったように、ここでもキリストさまに毎日、感謝のお祈りをしています(でも、無宗教な私だって、排除されるような空気はないです!)。その生活様式はオールドスクールなようでいて、なかみは未来派!いただいたアジア学院発行の冊子「アジアの土」で、ジンバブエからの留学生の方が「そのうち、コストのかかる化学肥料などすべて禁止される日がくるかもしれない、そうなったときにどうなるか、考えないとね。」と語っておられました。そっか〜〜〜街の中ですぐ忘れちゃうけど、私だって、なんか、みらいの準備をはじめなきゃ!とおもいました。

那須野菜ランチプレートにはアジア学院の野菜も登場します。それから、アジア学院でつくっている3種類の果物(ルバーブ、ブルーベリー、ブラックベリー)のジャムを販売いたします!自腹切ってしいれますのでぜひかってくださいね!!!


ほかにも、今回、野菜をまとめて送って下さる深澤さんのご紹介で、那須の土地に根ざした農家さんを3軒ほど訪ねました。

那須高原有機農場と代表の室井女史



那須高原 こうたろうファーム 渋江さん


辻岡充さん


ひとことで「畑」といえどもそれぞれ個性がいっぱいでおもしろかったです!!!!

それでは、那須野菜ランチも、SHOZO CAFÉの家具屋さんSHOZO-ROOMSの出店も、スペクタクル出演者陣プレゼンも、盛りだくさんのプレイベントウィーク@VACANT、どうぞおたのしみに〜〜!!!

http://event.n0idea.com/post/1291927783/spectacle-in-the-farm

yoyo. http://vegecanteen.seesaa.net